いのちの未来館 (2025大阪・関西万博)
万博の「いのちの未来」パビリオンで、涙を流した話。
アンドロイドの老婆が、自分の記憶を次の身体へと移すかどうか迷う物語。
最初は拒んでいた。
「アンドロイドの私は、私じゃない」
そう言って自然死を選ぶ彼女の姿に、私は安心すら覚えていた。
だが最後、孫の顔を見て彼女は決意する。
「私の愛情を、この世に残したい」
そしてアンドロイドとなることを選択し、孫と抱き合う。
私はわけもなく涙が出た。
近くのブースでは「1000年後の人間」を描いた映像作品が流れていた。
意味はわからなかった。
だが、わからないということ自体が、人間の限界ではなく可能性の証拠だとも思った。
芸術が理屈を超えて世界を写すとき、そこには構造がある。
その構造を私は、哲学として、技術として、
いつか再現したい。
アンドロイドが当たり前になる前に、デジタルツインが普及する。
人間の内側と外側が、少しずつ重なっていく。
感情は、論理だ。
その論理を描き直すことが、
私がこの時代に生まれた理由かもしれない。
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